このあいだの月曜日の富栄山、ひさしぶりに致命的な忘れ物をしてしまいました。
ロングスパッツ(ゲイター)です。
スパッツは、本来は雪の中を歩く時の装備、これが無いと、靴の中に雪が入り込み、足を濡らしてしまいます。
冬山で体を濡らすということは、不快を通り越して危険なことですよね。
「コンビニ袋で簡易スパッツ作れるかな?」と考えたりしましたが、ふと思い出したんですよね。
私の冬用パンツ(ズボンのこと、ねんのため)、裾に小さな穴が空けられているんです。
これは、パンツをスパッツ代わりにしちゃうためだろうな、と前から思っていたので、試してみましたよ。

かたっぽの穴に細引き(4mmくらいのロープ)を結んで、靴底を経由して、もう片っぽの穴に結びます。ちょっと引っ張り気味に結ぶと、パンツは伸縮素材なので、靴の上部をぴったりと被う形になります。
この状態で雪の中に足を踏み入れると、果たせるかな、ちっとも雪が入りません。
おお・・。

で、そこから数時間のラッセルハイクに。
スノーシューをつけたあと、あ、レインパンツも履くべきだったかな、と思い至りました。
思った以上に雪が深く、気温も上がりません。
シンプルガイドパンツはソフトシェルなので、撥水性はあっても防水性はありません。
ゲーターがないということは、膝から下は常に雪が着くことになりますから、さすがに体温で溶けた水が浸みるでしょう。
でも、結局、これで歩き通したんですよね。
濡れてきたな、という感覚はありましたが、寒くてかなわん、ということはありませんでした。
絶えず行動していましたから、体は発熱していたせいもあると思いますが、このパンツ自体が水分を発散し続けたのが大きいと思います。
下山後の温泉でストーブの前に干しておいたら、完全にドライになっていました。
アウトレットか中古で買ったこのパンツ、アイゼン傷で二度の継ぎ当て修理をしてもらった一本で、「ずいぶんこき使われるなぁ」と思っているかもしれませんが、今年も本当にお世話になった山道具ナンバー1です。