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今日の聖書/マタイ16:18



信仰の告白の上に、教会は立てられる。
その礎石がゆるぐことはない。

イエス・キリストと共にあるなら、私はいつでも、まっすぐに立てる。
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| 今日の聖書(新改訳) | 08:53 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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大雪山遠征まとめ

■大雪山・黒岳~トムラウシ、天人峡縦走
■単独テント縦走
■2010年9月13日~16日

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(クリックで拡大します。)


前夜
初日/黒岳(1984m)~北海岳(2149m)~白雲岳(2229m)~白雲小屋(テント)
二日目前半/白雲小屋テント~忠別岳(1962m)
二日目後半/五色岳(1868m)~ヒサゴ沼(1685m)テント泊
三日目/ヒサゴ沼~トムラウシ(2,141m)~ヒサゴ沼
最終日/ヒサゴ沼~化雲岳(1,954m)~天人峡下山

  ・準備wikiページ
  ・下山後覚え書き/山とiPhone

| Outdoor | 23:59 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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大雪山縦走 最終日/ヒサゴ沼~化雲岳(1,954m)~天人峡下山

Date:2010/9/16 Thu.

■下山の朝
 名残惜しいけれど、山で過ごす最後の朝を迎えました。
 ただ「下りるだけ」の一日。長いルートを黙々と下る日です。

 それではちょっと寂しいので、夜明けの時間を味わおうと、暗いうちに起きだします。

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(クリックで拡大します。)


 ヒサゴ沼の夜明け。
 湖面は鏡のようになめらかで、薄く朝霧が流れていました。
 澄み切った空気は冷たくて、物音もなく、ただ空の色合いが刻々と明るさを増していきます。

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 自然界はいつも、私が想定する美しさを、軽く超えた光景を展開してくれます。
 旅の終わりに、こんな時間を過ごせてよかったなぁ、と感動します。

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 明けゆく湖畔で、朝の聖書。
 遠征ハイクの時は、こんな風に聖書を持ち歩きます。
 コーヒーも淹れたりして。

 この日は、マタイ2章。
 キリストの誕生の知らせを聞いて、恐怖に駆られる人たちがいたんだな、と新鮮に感じます。
 闇の中を歩く人は、光を恐れ、憎みます。
 でも、闇は決して光に打ち勝つことはできません。

■続・神の饗応

 テントをたたんで、いよいよ出発。
 この休暇最後のハイクです。
 昨日までとは違い、家に帰るために歩きます。

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 多分、もう来ることはないでしょう。
 二日間を過ごした、ヒサゴ沼も見おさめ。

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(クリックで拡大します。)


 雲海と雪渓。新鮮な景色の連続に、うれしい驚きを感じます。
 これは単なる下山ハイクではないぞ、と思い始めました。
 黙々と下山する日、と考えていましたが、神様は今日も私を楽しませて下さるおつもりなのだな、と。

 コース料理で、メインディッシュが終わったと思ったら、もう一品あったの!?という感覚です。

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(クリックで拡大します。)


 歩くほどに、目に映る光景が変化していきます。
 さっきは、青と白の世界。ここは赤い世界。

 どうやら、昨夜は氷点下まで下がったようです。霜が降りていました。

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■おっと絶景 /化雲岳(1,954m)

 こうして、化雲岳に到着。
 そのまま天人峡への下山ルートに入るつもりでしたが、その光景に思わず足が止まってしまいます。

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(クリックで拡大します。)


 前日に登ったトムラウシ。
 


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(クリックで拡大します。)

 あらためて、この山旅について、神に感謝をささげます。

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 澄んだ朝の空気の中、自分が歩いて来た道がくっきりと一望できました。

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 何もかもがパーフェクトな山の旅だったように思います。
 登山開始の前夜に、ハイク中止にしようか、と悩んだ時、すべてを神様にゆだねて登ったのは間違いではなかったようです。
 神様は、恵みの上にさらに恵みを加えるようにして、山の一人旅を祝福して下さいました。 

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(クリックで拡大します。)

 化雲岳より望む、表大雪。

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(クリックで拡大します。)

 さよなら、トムラウシ。

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 天人峡へ下り始めます。

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(クリックで拡大します。)

 これが「大自然」というやつか・・。

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(クリックで拡大します。)

 下山路から見るカッコイイ旭岳。
 
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 雲の下の世界に降りていきます。

 下山の標高差は1,200mですが、なだらかな山容はゆったりとすそ野を広げ、歩いても歩いても容易に高度は下がりません。
 しかし、思いめぐらし、祈りながらの歩みのためにはふさわしい道のりでした。

 豊かな山旅をしめくくるのにふさわしい、変化に富んだ、道のりです。
 この日も一日中、誰にも会いませんでした。

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 水の青さに驚きます。

 この美しい池の名前は、「ポン沼」。
 実体と名前の響きの、このギャップ。

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■「現場」に帰る

 下山していくに従って、一歩ずつ「現場」に戻るのだ、ということを意識します。
 山の中では、思いを巡らし、考え、祈る時間がたくさんありました。
 しかし、現場は違います。状況は変化し続け、それぞれの人のそれぞれの求めと問いかけは、待ったなしです。
 私はその中で、即応し続けなければなりません。

 「しっかりしなさい。私だ。恐れることはない」
  マタイ14:27


 今回の旅の間、幾度も心に浮かんだ聖句が、またも響きます。
 また、他の聖句も心に思い起こされます。

「私はいつも、私の前に主を置いた。」詩篇16:8

 事柄と私、人と私の間に主を置くことを、聖書は教えています。
 いかなる時も、全てを支配し、最善を為しうる主を認める、ということです。
 確かに、私はこの数日間、身をもって神の最善を味わいました。

 私は今まで、色々なことに気を遣いすぎたのです。
 しかし、シンプルに神とそのことばに身をゆだねていけばいいのです。

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(クリックで拡大します。)

 ならば、と考えました。
 登山直前に受け取った、あのやりきれないメールの送信者に、きちんと対応しよう、と。
 結果を主にゆだねて、まっすぐに悔い改めを迫ろう、と決めました。

 「でも・・」とも考えます。
 もし私ではなく、神が主体として働かれるならば、私がいない間に神が本人を取り扱い、すでに謝罪のメールを書かせていらっしゃるのではないか、と。
 「そんなわけないか・・」と、その考えを自分で否定します。
 あまりにも山の上で、神の祝福を味わったものだから、楽天的になってしまったようです。
 人の心の現実は、山よりもずっと過酷なのですから。
 「いや、でも神様なら・・」とあれこれ考えつつの歩みでした。

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■下山と答え

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 歩き続ければ、いつか、どんな山でも下り切ってしまいます。

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 やがて、天人峡のホテルの建物が見えてきました。
 ついに、人の住む所に帰って来たのです。

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 iPhoneも電波圏内に入りました。
 自動的にメールが次々に読みこまれます。

 その中に、例のメール送信者からのものがありました。
 この朝送信された、最後の一通に驚かされました。
 何が起こったのでしょう、まさに謝罪のメールでした。

 「神の現実の中で、私は働くのだ」ということを確認させられた瞬間でした。

  (了)

| Outdoor | 23:50 | comments:4 | trackbacks(-) | TOP↑

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旅のおまけ。山とiPhoneとか。

 今回の山行で感じたことなどを、つらつら書いてみます。
 同じルートを歩かれる方の参考になるといいな、と思いつつ。

 あと、山でiPhoneは使えるかどうか、など。

■ハイクの安全性について
 ・本州の山との違いは、その広大さが一つ挙げられます。
  大展望の中に、人工物は何も見当たらなかったりします。
  シーズンを外すと他の登山者は少なく、道迷いは深刻な結果を引き起こすと思われます。
 ・なだらかな稜線は、ガスが発生すると地形からの判断ができにくく、道迷いの危険性があると思います。
  同じく、天候が荒れると稜線は吹きさらしになるため、危険性が高いと思われます。
  本州の2,000m級の山とは別物と思った方が良いでしょう。
 ・私は晴天続きだったので、日中半そでで行動しました。夜は、氷点下まで下がったようです。
  下山10日後には、雪中での凍死遭難が起こっています。
  9月中旬は、冬装備も検討するべきだと思います。私も冬用のグローブなど持って行きました。
 ・ヒグマについては、ハイカーが襲われる可能性は高くないと思われます。
  強い動物臭や、足跡、糞などから、ヒグマの生息域を歩いていることは分かりますが、
  あちらから人を避けていると思われます。
  ただし、お互いがハイマツ帯を進んでいる場合は、お互いの物音に気づかないため、
  鉢合わせになる可能性があると、地元ハイカーから伺いました。
 ・人間が美味しいものを持っていることを知らせることは厳禁だと思います。
  その意味でもゴミは絶対に持ち返るべきでしょう。
 ・ヒサゴ沼まで入ってしまうと、簡単には下山できません。予備日を設定することが大切だと思います。
  荒天でも下山しなくてはならない状態になったのが、昨年の大量遭難の原因の一つだと思いました。

■auの携帯電波が入った場所
 ・層雲峡からのロープウェー・リフトの区間そして、黒岳山頂までは電波が入ったように思います。
 ・白雲岳の小屋の南東側に立つと、ばっちり電波入りました。
 ・トムラウシ山頂
 ・あとは、主稜線で何度か町の方向に地形的に開けているな、と思われる場所では電波が拾えました。

■水について
 ・異例の猛暑のあとの9月中旬でしたが、白雲岳小屋もヒサゴ沼も水は大丈夫でした。
 ・ヒサゴ沼は、西端の雪渓は融け切ることはなさそうです。
 ・濾過フィルターがあれば、ヒサゴ沼の小屋・テント場から雪渓まで水汲みにいかなくても、
  沼の水を使えるかな、と思いました。
 ・ただし、エキノコックス対策に、これらの水は要煮沸です。
 ・よって、ガスは多目に用意するといいでしょう。

■ガスについて
 ・機内持ち込みできないボンベですが、旭川空港の総合案内では、ガスの取り置き販売をしてくれます。
  プリムスの冬用を使いました。

■ハイマツと雨具
 ・五色岳や・天人峡ルートのハイマツの中を歩く際、朝は尋常ではない朝露でした。雨具必携です。
 ・シンプルガイドパンツを履いていて、あそこまで中が濡れたのは初めてです。
 ・スパッツも持って行った方がいいでしょう。

■山とiPhone
 ・結論から言うと、とっても役に立ちましたよ。(iPhone4です)

 ・もちろん電波は圏外です(ソフトバンクだもの)

 ・コンパクトカメラとして(HDRはアウトドアで効果大です)
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(クリックで拡大します。)


 ・ビデオカメラとして(画質良し)

 ・聖書(検索できるのが助かりました)

 ・簡易GPSとして

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  1.あらかじめ、電波圏内で地図を見ておきます⇒キャッシュが残ります。
  2.山中で地図を起動すると、キャッシュ画像上で現在地が分かります。
  3.今回のルート全域のキャッシュが残せていました。
  4.もっとも、コンパスと地形図があるので、GPSの出番はありませんでした。
  5.等高線も出るところと出ないところがあるし。
  6.けれど、本格的に道迷いした時は、役に立ちそうです。

 ・LEDライトとして。(無料アプリ使用)
  星空をバックにテントを撮るときって、光源が居るんですよね。
  でも、ヘッドランプは自分が使っています。
  そんな時、iPhoneをテント内で光らせておくわけです。↓
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 ・ゲームとして ・・ま、したければ、です。
  「何で今までこんなのが楽しいと感じたんだろ・・」という気持ちになるかもしれません。

 ・iPodとして
  夜寝つかれない時は、podcastの落語が役に立ちました。
  長~い下山の樹林帯歩きでは、音楽を聴いたりして。
  でも、そういう時ってクラシックが聴きたくなるんだなぁと発見。
  ジャズとかは刺激が強すぎるし、鳥の声とかとマッチしないんですよね。
  一番マッチしたのは、ブルガリアン・ポリフォニーでした。

 ・無償配布の純正バンパーは装着していましたが、防水対策は、ジップロックです。

 ・でも、転んだら壊しちゃいますよね。ガラス使っていますし。岩・沢が絡む山には、持っていかない方がいいと思います。

 ・山の中ではもっぱら「機内モード」です。びっくりするくらい電池が持ちました。

 以上

| Outdoor | 22:44 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マタイ15:11



何を食べるか、食べないか、という議論よりもずっと、どんな言葉を口にするか、と云うことが大切。

心にあることを、口は話す。
健やかな言葉を話す人は健康だし、傷ついた言葉を話す人は、病んでいる。

健やかな心で、健やかな言葉を語るために、キリストの言葉を心に受け止めること。

この方は、神のことばが人となった方なのだから。

| 今日の聖書(新改訳) | 08:35 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マタイ14:27



様々なことを、恐れる私たち。
しかし、その中心にキリストがおられる。

この語りかけの言葉は、大雪山単独縦走の間中、私を支えた。
帰ってからも私を支えている。

キリストが共におられる。
何を恐れることがあるのだろう。

| Outdoor | 08:22 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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二人山行、県立森林公園。



今日は、妻と二人で歩こうと決めていました。
が、午後から雨になりそうなので、ちょっと早起きして、手軽なハイクに。

ということで、県立森林公園。



今回は、ボーズ原谷~奥ぶな平~すずのこ平~ちょこっと縦走~奥ぶな平~熊押しの滝の沢、という手軽なルート。
途中、お茶をしたりしながらのんびり歩きます。

森林公園、いつ来てもいい場所です。
お天気も上々。



奥ぶな平でランチ。
デリーのカレーも今日でおしまい。

いっしょに食べると美味しい。
単独行では、ご飯は進まないんですよね。

妻との話題は、もっぱら教会の方たちのこと。妻が次第に同労者としての歩みに戻りつつあるのを、実感します。



熊押しの滝の沢で、またティータイム。
ここなら、山慣れしてない人でも、連れて来てあげられるね、と話します。実現するといいな。

下山したころから曇りはじめ、車に乗った途端、雨が降りはじめました。

| Outdoor | 16:37 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マタイ13:23




ほんとうに実を結ぶ。
そんな歩みをしたい。
書かれてあることを、そのままで読むこと。
示される愛と聖さを、割引きせずに受け止めること。

Saito Ryuji
 sent from iPhone

| いい一日でした。 | 06:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マタイ12:7



神が私を招かれるのは、私のささげものが欲しいからではない。
私をあわれみ、恵みを与えたいから、招かれる。

今日は礼拝の日。
期待して、礼拝に行こう。

| 今日の聖書(新改訳) | 07:17 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マタイ11:29



神である方が、人として来てくださって、語ってくださる。
この方に対して、教えられやすい私でいたい。

聴き従い、学ぶ時に、たましいのやすらぎがあるから。

| 今日の聖書(新改訳) | 09:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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大雪山縦走 三日目/ヒサゴ沼~トムラウシ(2,141m)~ヒサゴ沼

Date:2010/9/15 Wed.

■トムラウシに登る朝

 午前4時起床。
 朝の聖書を読みます。聖書の通読は、旧約聖書が終わって、この朝から新約・マタイの福音書に入りました。
 イエス・キリストの誕生の記事だけど、旧約からの流れの中で読むと、キリスト(救い主)が来られたということが、いかに大きな喜びであったか、を改めて実感したことでした。

 いよいよ、トムラウシに登る日が来ました。
 5時に出発です。
 ヒサゴ沼の向こうに朝日が登り始めました。
 
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(クリックで拡大します。)


 登山地図のルートは、主稜線への直登でしたが、1/25000地形図には、ショートカットのルートも載っています。
 そちらにアクセスするために、雪渓を横切ります。(そして滑ります)
 踏み跡を見つけ、縦走路にアクセスします。

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 途中、新鮮なヒグマの糞を見つけます。
 やはりいるんですね。
 ここに来るまでに、足跡も何度も見ました。
 夜中にテントに遊びに来たりしない、礼儀正しいクマで良かった。
 (日中、正式に挨拶に来られても困るけど)

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(クリックで拡大します。)

 美しい沼などを味わいながら、てくてく歩き続けます。

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(クリックで拡大します。)

 クッキーをかじってささやかな朝食を摂りました。

 太陽も昇ってきました。

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 と、同時にガスが稜線を覆いはじめました。。

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 霧の中に入って行くのは、やはりちょっと不安になります。
 天候的には晴れるはずだ、とは思っていても、です。
 このあたりが、未知の山域に入る単独行ゆえの気弱なところ。

 でもその時またも、昨日のみことばが心に浮かびます。

「しかし、イエスはすぐに彼らに話しかけ、
『しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない』と言われた。」
  マタイ14:27


 さらに、昨夜のみことばも、心によみがえります。

「目を高く上げて、だれがこれらを創造したかを見よ。」
   イザヤ書40:26


 この二つの言葉が心に響いた時、それは、私にとって神からのある種の招きとして受け止められました。

 「さあ、来てごらん。あなたに良いものを見せてあげよう。楽しませてあげよう。」

 そう、語られているような気持ちが強くしたのです。
 そうか、今日はそういう日なのか。
 心の霧は晴れて、元気よく立ち上がりました。

■神の饗応

 ガスの中、地形図をやや慎重にチェックしたり、下山の時のための目印を確認しながら、歩みを進めます。
 しかし、心は楽しかったです。

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 神が語って下さる。
 一つ一つの事柄に意味があり、そこに恵みがひそんでいる。
 そんなことを思いめぐらし、深い満足を心に覚えたことでした。

 やがてガスが晴れてきました。

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(クリックで拡大します。)

 そして、いよいよトムラウシの山頂が現れました。
 あんなに遠かったのに、もう、すぐそこにあります。

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 トムラウシ基部から、北沼を見下ろします。

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(クリックで拡大します。)

 後は、岩の山を上がるだけ。

 登るほどに、今まで見たことのない大きな景色が広がります。
 心の中で、「私は今、神の饗応にあずかっているのだ」とつぶやきます。
 自然界を造られた神が、私を楽しませ、喜ばせていて下さっているのを、ひしひしと感じます。

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 この恵みの時と場所に招待されて、豊かなふるまいを受けていることに、ただただ感謝するのみです。

 そして、私は、山頂に立ちました。

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(クリックで拡大します。)

 神が造られた世界が、どこまでも見渡せました。

 休暇の事をHoliday(Holy day)というのは、恐らくキリスト教的な背景からなのだと思いますが、この時、私はまさにHolidayを満喫しました。

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 ここでは、auの電波が入ったので、教会の責任ある人たちや、山の仲間に連絡を入れました。
 そして、妻に電話をします。
「最後に叫ぶから聴いててね」と言って、人が居ないのをいいことに、
「Anne~!ア○○○ルよ~!!」と叫びます。
 ラブコールは、山々にこだましながら、遥か彼方に吸い込まれていきました。

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 しかし、下山に取りかかって間もなく、単独行のおじ様とすれ違います。
 少し不審な目で見られたような・・。
 さっきの聞かれてたな、絶対・・・・。

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 北沼の眺めを楽しんで、いよいよトムラウシともお別れ。

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 ばいばい。

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 ロックガーデンで、ナキウサギをぱちり。
 ちっちゃくしか写せませんでした。
 その可愛い容姿を詳しく見たい方は、こちら

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 快適に歩き続けると、やがてヒサゴ沼が見えてきました。

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 雪渓のそばを下ったんですが、雪渓の中ほどに穴が空いてました。
 
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 ここには、落ちたくありません。

 ヒサゴ沼の水場。

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(クリックで拡大します。)

 降りてくれば、まだ10時。

 後は、ただひたすらのんびりすることにします。

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(クリックで拡大します。)



 旅の折り返し点は、過ぎました。
 翌日は、長い長い下山です。

 満ち足りた気分で、昼寝をするために、シュラフにもぐりこむのでした。




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今日の聖書/マタイ10:19



クリスチャンであるがゆえに迫害される時、という時代がまた来るかもしれない。

「その時」をいたずらに恐れないこと。
今日を守られる神は、明日も守られる方。

私は明日何が起こるかを知らない。
けれど、どなたが明日を支配されているかを知っている。

大切なことはいつも、今を誰と生きるか。

| 今日の聖書(新改訳) | 08:23 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マタイ9:24



神の前で、絶望する必要は無い。

私の全てを凌駕される神の前に、へりくだることの大切さ。

神が希望を語られるなら、大胆に期待するべき。

| 今日の聖書(新改訳) | 09:10 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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大雪山縦走 二日目後半/五色岳(1868m)~ヒサゴ沼(1685m)テント泊

Date:2010/9/14 Tue.

■はるばる来ました、ヒサゴ沼。

 忠別岳からの正しいルートを見つけて、今度は五色岳に縦走。
 五色岳に上ってしまえば、あとはラクチンです。

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(クリックで拡大します。)

 のびやかで、すがすがしい景色を楽しみながら、てくてく歩き続けます。

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 そして、ついにヒサゴ沼にたどり着きました。
 沼というよりは、湖と呼びたくなる美しさと大きさです。

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 左の岸に小さく見えるのが、ヒサゴ沼避難小屋です。
 この日は、小屋に一人、離れたテントサイトに一人用テントがひとつでした。
 しかし、それぞれ互いに話すことはありませんでした。

 多分それぞれ、一人になるためにここに来たのでしょう。

 ナキウサギの声が湖面に響きます。

 湖水を煮沸して飲んでもいいのですが、湖の西端の流れまで、水汲みに行きました。
 この標高に、これだけの湖があり、そこに水が注ぎ込むのには、理由があります。

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 雪がまだ残っているのです。
 雪渓は、融け切ることなく、夏の間中、近辺の植物と湖に、水を供給し続けているのです。

■ビタミン!ビタミン!

 夜のテントで、体がビタミンCを必要としているのに気づきます。
 すっぱいものが欲しいのです。
 しかし、山のような食糧の中に、該当するものはありません。
 ドライフルーツも、甘過ぎてのどが渇くだけです。

 その時、空港で確か妻がキャンデーを買ってくれたことに気づきました。
 探してみると、果たしてレモン150個分のビタミンCのキャンデーだったのです。
 彼女はいつも、私の最善を考えてくれるよなぁ・・と、寝袋の中でキャンデーをしゃぶりながら感謝します。

■目を高く上げて・・

 こうして眠りについた私ですが、午前二時になぜか目が覚めました。
 翌日のトムラウシ登頂に向けて、睡眠を確保しなくては、と思ったのですが、ひょっとして神様は星空を見せるために起こしてくれたのかな、とも思います。
 テントの中からは、外の天気は分かりません。

 しばらく逡巡しましたが、起きてテントから顔を出してみます。
 
 すばらしい星空でした。涸沢で見たもの以上だったかもしれません。
 「あれ?金星はどれ。」と思ってしまいました。
 金星並みに輝く星が、いくつもあったからです。

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 その時、イザヤ書の聖句が心に浮かびました。

「目を高く上げて、だれがこれらを創造したかを見よ。
 この方は、その万象を数えて呼び出し、一つ一つ、その名をもって、呼ばれる。
 この方は精力に満ち、その力は強い。一つももれるものはない。
 ヤコブよ。なぜ言うのか。イスラエルよ。なぜ言い張るのか。
 『私の道は主に隠れ、私の正しい訴えは、私の神に見過ごしにされている』と。
 あなたは知らないのか。聞いていないのか。
 主は永遠の神、地の果てまで創造された方。
 疲れることなく、たゆむことなく、その英知は測り知れない。
 疲れた者には力を与え、精力のない者には活気をつける。
 若者も疲れ、たゆみ、若い男もつまずき倒れる。
 しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、
 鷲のように翼をかって上ることができる。
 走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」
   --イザヤ書40:26-31


 私は弱く、小さな人間だけど、私を包む方は、力に満ちた全能の神です。

 ヘッドランプを消して、無数の星の中、しばらく立ち尽くしていました。


| Outdoor | 21:40 | comments:10 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マタイ8:29



キリストの到来に悪霊は、驚き、おびえる。

「時」を定めるのは、神である。
今日という日もまた、神の時の中にある。

全てをゆだねて、今を生きよう。

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大雪山縦走 二日目前半/白雲小屋テント~忠別岳(1962m)

Date:2010/9/14 Tue.

■ひとりだ!

 四時ごろ起床。
 軽装備を整えて、テントサイトから、緑岳の稜線へ向かいました。
 朝日を見たかったのです。
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 雲海に陽が登るのを見ながら、聖書を読み、朝ごはんを食べました。

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 テントサイトに戻ると6時ごろ。もう、テントは半分ほどになっていました。

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 私もテントをたたんで、7時に出発。
 今日はひたすら、南に尾根を歩き続けます。

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 景色は広いです。
 あまりにも、広いです。

 やっとひとりになれました。
 何の肩書もない、ただのひとり。

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 今年のはじめに、「ひとりになりたい」と強く強く願う時がありました。
 その時、昨年の羅臼遠征の帰りに見た、大雪山系の山なみがまぶたに浮かびました。
 妻は今回、そんな私を快く送り出してくれました。

 大自然の中で、ひとりになりたい、ただそのために、僕はここまで来たんだ・・・・とここに来た理由を自覚する瞬間でした。

 「ひとりだ!」と叫びました。
 そして、「お父さん」と神につぶやきました。

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 神様の前に、たったひとりになりたかったのです。
 私は普段、あまりにも人と一緒に居すぎるのです。
 私の心は、いつも誰かのことで占められています。
 その連続の中で、私は私が誰なのかも忘れそうになります。

 人の悲しみと、人の幸せ。
 そのことをいつも思いつづけていると、自分がとらえどころのない存在に思えてくるのです。
 そして、自分がとらえどころがなくなるものだから、言葉が活きて生み出されてこず、時間は機械的に今から過去へと処理されていくのです。

 私は全部を置いて、一度、神のふところの中で、たった一人になりたかったのです。
 神様のためだけの私。
 私だけの神様。
 そんな時間を必要としていました。

■ひとりになったときに、生まれてくるもの

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 神の造られたままの大きな自然を散歩しながら、私は神に祈りました。
 この状態で、私の心から出てきたものは、何だったでしょう。

 ああ。それは、「感謝」でした。
 私は37年間の節目節目に神がして下さった、大切な出来事のひとつひとつに感謝を告白していました。

 ここなら、誰にも気を使う事はありません。
 誰かに妬まれることもありません。
 自分の幸福を幸福として、思いのままに感謝すればいいのです。

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 その後、私の心から出てきた祈りのことばは、「問いかけ」でした。

 「なぜ私は、この幸せを人にそのままプレゼントできないのでしょう。」
 苦しむ人、悩む人が多くいます。
 私は語ります。時間を共に過ごします。いつも、心を用いています。
 しかし、感謝にあふれた生活をする人は多くいません。

 私の悲しみは、自分の内にある、あふれる喜びを、分けてあげられないことです。

 私は誰のものでもなく、ただ、あなたのものです。
 あなたの愛で生きています。
 そのあなたを、いつも精いっぱいに指し示します。
 でも、人は私を見ます。私にはその人を救えないのに。

 私の心は月です。
 太陽は、あなたです。

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■後半へ。やはり怖い、北海道の山。 --忠別岳(1962m)

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 やがて、忠別沼にさしかかりました。
 「沼」ということばの響きとは釣り合わない、澄んで美しい水面です。

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 忠別岳に登ると、いよいよ後半のステージが見えてきました。

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 さて、小さな事件はその後におきました。
 忠別岳からの下りで、私は登山道を外れたのです。

 眼下に通過点の忠別避難小屋が確認できたので、ちょっと安易にルートを取ってしまったのです。山頂直下は、なだらかな斜面で、どこを歩いても登山道にアクセスできそうな雰囲気でした。しかし、景色が大きいため距離の遠さを見誤っていたようです。

 しばらく進むとハイマツ帯に入りました。
 おっと、ヤブコギかな、と思いましたが、まっすぐ行けばいつかは登山道に合流できるだろうと、さらに下りました。
 しかし、このハイマツがくせものでした。降りるほどにしだいにハイマツの背丈が高くなっていき、ついに踏み分けることができなくなり、大きなザックを担いだままでは身動きが取れなくなり出したのです。
 これはいかん、と登り返そうにも、下向きに伸びた枝が徹底的にそれをはねのけようとするのです。

 北海道の山の怖さを、その時に感じました。
 広すぎるのです。ルートの見当がついていても、このハイマツ帯でもがいていては、時間と体力を消耗してしまいます。今日は恐らく、誰も通らないだろうな、という予想もつきます。
 
 そんな中、キリストの言葉が心に浮かびました。

「しかし、イエスはすぐに彼らに話しかけ、
『しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない』と言われた。」
  マタイ14:27


 私は、この大自然の造り主、持ち主を知っている。
 その方と共にここを歩いている。
 何も恐れることはないんだ・・・と思った時、気持ちがすっと落ち着きました。

 そして、慎重にハイマツの枝をかき分けながらゆっくり登り返しました。
 やっとハイマツの丈が短い所まで登り返した時、じっと様子をうかがっていたのでしょうか、「ちぇっ」という感じでキタキツネが、大きく跳ねて去っていくのが見えました。

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| Outdoor | 19:41 | comments:8 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マタイ7:11



人をねたむ必要は無いし、出し惜しみする事も要らない。

神からのよきものをいつでも期待できるから。

| 今日の聖書(新改訳) | 08:38 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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花見山ファミリーハイク (1188m/新見市)

| Outdoor | 21:32 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マタイ6:33



神を第一とすること。

第一に出来るものは、一つだけ。
他の何物とも比較出来ない存在として、心の宝として受け入れること。

愛するとは、そういうこと。

神を正しく愛する人は、明日を恐れる必要が無い。

| 今日の聖書(新改訳) | 07:26 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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大雪山縦走 初日/黒岳(1984m)~北海岳(2149m)~白雲岳(2229m)~白雲小屋(テント)

Date:2010/9/13 Mon.

■おっと、三浦綾子さん
 起床は5時前。早速テントの中で聖書を読みます。
 マラキ3章。旧約聖書ももうすぐ終わりです。
 やはり、旅先だといつもにまして聖書を集中して読める気がします。

 層雲峡ロープウェーの始発は6時。テントをたたんで乗り場に行きます。
 と、その一階では・・。

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 旭川と言えば、のクリスチャン作家三浦綾子さんの移動展が開催されていました。
 層雲峡に移動展が来ているというのは知っていましたが、まさか早朝6時から観れるとは思っていませんでした。
 もっとも、三浦さんの生涯については、「道ありき」などでよく知っている訳ですが、山に入る前に三浦さんに会えたことは、なんとも心に暖かさを感じる出来事でした。

 
道ありき―青春編 (新潮文庫)道ありき―青春編 (新潮文庫)
(1980/03)
三浦 綾子

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 ↑まだの方はお薦めです。図書館にもきっとありますよ。
 
■いきなりバテる。

 ロープウェーの乗り場では、みなさんから色々と話しかけられます。
 明らかに私のザックが一番大きいのです。
 紅葉が始まる、ということで、観光ツアーの方たちも沢山います。

 ロープウェーの中はすしづめで、山口から来られたというおばさまたちと楽しくおしゃべり。
 「お仕事は?」と聞かれて、「キリスト教の牧師です」と答えると、「まぁ、宗教上の修行か何か?」と聞かれました。「いや、たまには一人にならなくちゃ、と思って。」と答えると、「やっぱり山ごもりね」とのこと。
 確かに、そうかもしれないな、と思った事でした。

 ロープウェーの終点から、さらにリフトに乗ります。
 実に楽ちんです。
 このまま、山頂までリフトがあれば、とすら思っていしまいます。
 食料を詰め込んだザックは重く、睡眠不足で血圧は上がらないからです。

 そんな体調とは裏腹に、空はどこまでも澄んでいて、朝の空気は輝きに満ちて、かつ涼しいのでした。

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 すでに黒岳山頂が見えてきました。
 一時間半ほど歩くだけで、いいのですが・・。

 リフトから先は、観光客は居なくて登山者ばかり。
 やはり、色々な方から話しかけられます。日帰りの方が多いようです。
 そして、どんどん追い抜かれます
 どうぞ、皆さまお先に行って下さい・・。

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 ハァハァと息をしながら、~合目の標識ごとにベンチに座ります。
 荷物は約22kg。鍛えられた岳人なら、どうってことない量です。

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 バテ笑い。

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 でも、一歩ずつ歩けばいつかはたどりつくわけで、眼下に広がる景色を楽しみながら、ぼちぼちと歩き続けました。

■ナミダ。 --黒岳(1,984m)

 そして、今回の縦走の起点となる山、黒岳山頂に立ちました。
 そこには今まで見たことのない世界が広がっていました。
 涙が、目にあふれました。

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 実は、私は今回の山域の写真をほとんど見ていません。
 ネットで下調べをする時も、写真画像からは目をそらしつづけていました。

 広い角度で広がる山々の連なり。
 そして一つ一つの線がのびやかです。
 未知の世界でした。
 しかも、この展望の中に、ただの一つも人工物は存在しないのです。

 「もう、これで帰っても満足できるな」とすら思いました。

■君がトムラウシか。 --北海岳(2,149m)~白雲岳(2,229m)
 
 黒岳山頂で親しくなった地元のカメラマン氏が、色々とこの山域のことを教えてくれました。
 ナキウサギ、ユキウサギ、キタキツネ、そしてヒグマのことなども話してくれました。
 「キタキツネ?あれは可愛いってもんじゃないです。害獣です。野良犬と同じですよ。」とのこと。
 おお、地元では人気が無かったんだね、キタキツネ君。
 「でも、下界のキタキツネと違って、山のキタキツネは毛がきれいですよ。」とも。さらに、「でも何がきれいと言って、ヒグマは美しいです。毛が光っていて、銀色に見えるんです。」とうっとりと語ります。

 彼はザックにクマよけの鈴をつけていません。
 ヒグマにどうすれば接近できるかを考えているとか。
 私が歩くルート上、ヒグマに遭遇できそうなポイントをレクチャーしてくれました。
 ありがとう、そこは足早に過ぎようと思います。

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 それにしても、美しいハイキングコースでした。
 残雪のおかげで、川の水量も豊かです。印象的な、美しい川を渡りました。
 
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 黒岳~旭岳の縦走だけでも、十分に素晴らしいハイクになるでしょうね。

 北海岳の分岐からは、はるか南にトムラウシがついに姿を現わしました。
 


 北穂から見る槍ヶ岳よりも、はるかに遠く感じます。
 そこに向かっていく、あこがれの縦走路。
 しかし、今まで歩いたことのない距離です。

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 続いて白雲岳に向かいます。
 時折、昨夜のメールのことが心に浮かびます。
 自然界のこの美しさと、人の心の悲しさと、何と言う対比でしょう。

 大雪の、混ざり物の無い、あるがままの天然の中で、神について人について、思いにふけりながら、歩き続けました。

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 本当になだらかな尾根歩きです。
 どこまでもあるいていけそうです。

 いつの間にか、私の足取りが軽くなっていたようで、カメラマン氏が「そんな荷物担いで、忍者みたいに早く歩きますね」とのこと。ニンニン。

 白雲岳からの展望を楽しんだ後、カメラマン氏とは握手をして分かれます。
 大雪山では、数少い有人の避難小屋・白雲小屋に下って行けば、今夜のテントサイトと、遥か向こうにトムラウシが見えました。

 少し雲がかかり、ギザギザした山容は、「伏魔殿」という言葉をも連想させます。

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(クリックで拡大します。)


■初めての「バー」 --白雲小屋テント場

 テント場は、よく整地されていて、いくつかのテントがすでに張られていました。
 思いのほか、人がいるのだな、と思ったことでした。
 しかし、話を聴いてみると、みなさん白雲までで、これより南にはいかない、とのこと。

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 明日以降歩く、トムラウシへの道。
 中央に縦走路があります。
 この山域の地形図を初めて見た時に、ここを縦走したい、と強く願いました。
 トムラウシ登山よりも、この縦走路こそ、今回のハイクの主眼だったのです。

 一人で、大きな自然の中を、祈りながら、どこまでも歩く。
 目に映る光景は、そのための最高の場所であるように思えました。
 
 テントサイトの中で、「○×先生の還暦祝い」が開催され、ずいぶんにぎやかです。
 思いのほか、孤独にはなれません。
 この日も色んな人と話したことでした。

 日が沈む前に夕食を摂らなくちゃ、と思いますが、食欲はわきません。
 まだ体が、山の時間に慣れていないのです。

 いつのまにか、宴会も終わったようで、今度は隣のテントのあたりから、単独行の方同士のやり取りが聴こえてきます。

「一杯どうぞ。」
「いや、そんな、もったいない。」
「いやいやこんなの3本も持ってきたの。」
「じゃ、ひと口だけ、ダブルくらいで。・・・あー、そんなにだめだめ。」
「まあまあ、これは家内の作ったチャーシュー。」
「いや、そんな、申し訳ない。」
「いやいや、まあまあ」
「じゃあ、ひと切れだけ」

 何だか、妙にこのやり取りが可笑しくて、くすくす笑っていたのですが、後でテントから出たら、私も「一杯どう?」と声をかけられます。
 普段は飲まないのですが、「じゃあ、ひと口だけ」と付き合います。
 手作りチャーシューに、サーモンの燻製。私のナッツも加えて、ベンチでおしゃべり、他の人も加わります。

 この即席バーのおじさん、話を聴けば、凄い人で、73頭のラクダを連ねて、チベットのラサに探検したり、若いころは主に中国奥地のアドベンチャーを重ねていたようです。
 
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 山の旅の初日は、大雪の自然との衝撃にも似た出会いの日であり、沢山の旅人との触れ合いの日でもありました。
 明日は、さらに自然のふところに一人で入って行くんだな、と複雑な期待を胸に感じつつ、19時にはシュラフの中にくるまっていました。

| Outdoor | 19:01 | comments:6 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マタイ5:44



すなわち、「愛する」こと以外に道筋はない。

| 今日の聖書(新改訳) | 07:29 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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大雪山縦走 前夜

Date:2010/9/12 Sun.

■離陸

 いつも思うことなのですが、あんなに重たい金属製の飛行機が、どうして宙に浮くのでしょう。

 二時間前まで、教会でカラーのついたシャツを着ていた私は、搭乗手続きをすませて、エコノミークラスの窓際に座って離陸を待っていました。

 重たい飛行機が空を飛ぶのと同じくらいに、自分が大雪山へ休暇旅行に出かけられるということが、半信半疑な気がしていました。

 休みを取ることが、こんなにハードだった休暇はありませんでした。
 倒れることなく、休暇に手が届いて良かった・・、それが正直な気持ちでした。

 やがて、ジェット機は滑走路に進入し、離陸態勢に入りました。
 次第に速度をあげ、エンジンがブーストしたかと思うと、ついに機体は陸上を離れました。
 「これは、力技だな」と心でつぶやきます。
 圧倒的な推進力で、飛行機は重力に反して、宙に浮くのです。

 私は、自分が日常とたった今切り離されたのだな、と感じました。休暇が始まったのです。
 牧師としての働きを一旦置いて、代わりにテントと数日分の食糧を担いで、北の山に入ろうとしているのです。

 高度を上げる飛行機の窓からは、瀬戸内海が見え、また眼下に山陽町がはっきりと見えました。
 山陽団地も、ネオポリスも模型のようにくっきり見えます。
 そこに住む、教会の一人ひとりの事を思い、祝福を祈ります。
 やがて、すべては雲の下に消えていきました。

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■理由

 その日の礼拝の説教や、祝祷をするとき、どこかで「もしこれが、最後だったら」という気持ちがよぎりました。
 だから、たとえそうなっても悔いが無いように語りました。

 なぜそんな思いをしてまで出かけていくのだろう、と自分に問いかけ、恐らく・・、と自答します。
 独りでいることのこわさ、悲しさ、苦しさを味わいたいのかもしれない、と。
 私は、あまりにもいつも、人々の中に居すぎるのです。
 それゆえ、バランスを取りたいのではないか、と。

 もう一度、神様の前で、たった一人の私として数日を過ごすこと、それを欲している私が居ました。
 
 ・・・・とか言いながら、富士山が見えます、とのアナウンスが流れると、「えっどこどこ!」と席を立ちあがり、逆側の窓まで遠征していく私なのでした。
 浅田真央さんみたいなCAが「あちらです。もう大分小さくなっていますが。」と指さしてくれるのを、「えっ、えっ、見えない、見えない。・・・・あっ見えた見えた!」
 広い機内で、私一人が席を立ってまで富士山を喜んでいたことでした。

 大体において、私の静かな内省は、ことほど左様に30分程度しか持たないのです。

■プリンとクーラー

 羽田の乗り継ぎはスムースで、6時間前に教会に居た私は、すでに北海道上空に居ました。
 上空から見る夜の北海道は、暗いです。
 町の明かりは遠くに点在するだけです。
 ここが、今のところ私の来れる「大自然」の限界の地域なのです。

 旭川空港では、旧友のH先輩家族が迎えに来てくれていました。中標津まで帰るついでに、黒岳登山口(層雲峡)まで乗せててくれることになっています。

 夜の風は冷たくフリースを着こみます。
 なのに、驚いたことに車の中はクーラーをきかせているのです。

「せ、先輩、寒いんですけど。」
「あ、これね。いやぁStephan君に○×プリンを食べさせてあげたくてさ~。」と先輩。プリンが要冷蔵だったために、クーラーを強くきかせて車内で保冷していたとのこと。
さ、冷えている内に食べて。」
「でも、さ、寒いんですけど・・!」

 美味しいプリンを食べさせたいという、友の心の暖かさとは裏腹に冷たいプリンを震えながら頂きます。
 山に上る前から、こんなに寒い思いをするとは思いませんでした。

 時折キタキツネが道路の端に座っています。
 ああ、北海道に来たのだ、と実感したことでした。

■眠れない夜をトイレの横で

 黒岳登山口では、とある公衆トイレの横にスペースを見つけて、テントを張らせてもらいました。
 水道とトイレと平坦なスペース、これがテント泊の三要素ですよね。

 ソフトバンクの電波も今夜までだな、とiPhoneでメールチェック。
 ・・・と、何ともやりきれないメールが届いていました。

 牧師の実務は、岡山に置いて来たつもりでした。
 が、飛行機よりも速く、電波に乗って、ことばは私に追いつきました。テントの中で、しばらく悩みます。
 岡山に居れば、即座に電話なり何なりして、事態の収拾に努めるようなケースです。
 いつも、そうしていました。
 
 ことばって、こわいですよね。
 一度読んでしまうと、心の中にずっと生きていて、痛みを与え続けるのです。

 妻と電話して「帰ろうか」と相談します。
 こういう気持ちでは、夜も眠れず、注意力も散漫になり、今後の登山に危険を伴います。
 妻は、「祈って考えてみたら」との返事。
 目をつぶって眠ろうと務める中で、追伸のメール。さらにエスカレートした内容でした。
 ただただ、悲しく、やりきれない思いでした。

 しかし、最後には「登ろう」と決めました。
 メール送信者のために、神に祈ります。
 神がその人を悪いものから守って下さるように、そして私ではなく、神ご自身がその人を取り扱い、導いて下さるように。

 そう心に決めた時、心に安らぎがありました。
 そして、数分でも多く体を休めるために、目をつぶるのでした。

 テント地をへだてて、ひたひたと小さな足音を立てたのは、キタキツネだったでしょうか。
 寝がえりを打つ私の物音を聞いて、どこかに行ってしまったようです。

| Outdoor | 20:38 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マタイ4:19



罪と死、孤独の暗闇の中に座るすべての人に対する光としてのキリスト。

今を生きる力を与えてくださるだけではない。
神と共に働く事にも召して下さる。

| 今日の聖書(新改訳) | 07:29 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マタイ3:8,15



真の悔い改めは、結果としての行動を伴うもの。
神が求められることは、言葉の上での悔い改めではない。
その後の歩みを変えるべく、まったく神に従い、より頼む決意。



神であるキリストが、人であるヨハネから悔い改めの洗礼を受ける。
罪の無い方なのに。

キリストが来られたのは、ご自分を誇示するためではなくて、私たち罪人を救うため。
そのために必要な、一つ一つの手順を怠らない方。
その集中と謙遜。

| 今日の聖書(新改訳) | 05:19 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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下山しました。



いい山になりました。
取り急ぎ報告まで。

ずっとご一緒くださった神様と、祈っていてくださった皆様に感謝。

| Outdoor | 14:11 | comments:8 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マラキ書2:16



結婚は、神の前での契約であって、夫婦の絆は不可分。
離婚や、事実上の離婚は相手に対する裏切りではない、自分自身への裏切り。
伴侶を持つものにとって、伴侶を愛することは、人間を愛する上での最優先事項。

| 今日の聖書(新改訳) | 06:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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イエス様、おったよ!

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 今日は、子どもイベントでした。
 月影先生と考案したオリジナルゲームは、「イエス様に出会おうゲーム」。
 敷地内にいる大人達に、「イエス様ですか?」と尋ねると、「いいえ、こういう者です。」と、名刺を渡します。
 その裏には、点数が書いてあるのです。 
 教会の裏に隠れたイエス様に出会えると、破格の10000ポイントが、ゲットできます。
 イエス様に出会えた子たちが、嬉しそうに、「イエス様、おったよ!」と、他の子達を呼んでいる様は、見ていて心楽しいものでした。

 本当に嬉しい出会いは、誰かに伝えたくなるものですよね。

『あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。
 わざわいの日が来ないうちに、
 また「何の喜びもない」と言う年月が近づく前に。』
  伝道者の書12:1

| いい一日でした。 | 17:57 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の聖書/マラキ1:6



口先だけで敬うことは、神の名を蔑むこと。

神、主、父と呼ぶならば、その名にふさわしく、愛し、信頼し、従うべき。

| 今日の聖書(新改訳) | 08:46 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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本当に、行くのだろうか。



こつこつと準備してきた、大雪山単独縦走。
明後日の礼拝の後出発です。

本当に、行けるんだなぁという感慨と、本当に行けるんだろうか、と実感が湧かない思いとが入り混じりつつ、明日・明後日の教会の準備などをしています。

神様が造られた最初の世界を少しでも感じたくて、人工物のない広い自然に憧れるのだと思います。
そしてそれは、神様に造られた自分であることを味わいたいという思いでもあるのだと思います。

自分なりには、準備をしてきたつもりですが、それでも不確定な要素はいっぱいあります。

神様が、最善を為してくださいますように。

| Outdoor | 23:08 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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9月のジョイクラブ



 山陽教会では、月に二回、土曜日の子どもイベントをしています。
 音楽主体の、「ジョイミュージック」(第一土曜日、一時間)と、ゲームやクッキングの「ジョイクラブ」(第三土曜日、二時間)。
 どなたでもお気軽にお越しください。

 ※今月のジョイクラブは第二土曜日、明日です。

| 各種ご案内 | 09:12 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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