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クリスマス劇台本 「いちばんのおくりもの」(仮題) 2

■第三幕 迷える魂

(ジャックとマリイの部屋。ジャックは椅子に座り、すでに酔っている。)
マリイ「ただいま。おとうさん。」
ジャック「ただいま、だと?どこをほっつきまわってたんだ!さっさと飯をつくれ!」
マリイ「ごめんなさい。すぐします。」(エプロンをつけて流しに向かう)
ジャック「それと、何だ、今日はその、給料が出る日だろう。」
マリイ「そ、そうだけど。(ポケットからコインを出して見せる)これはクリスマスに・・・。」
ジャック「うるせぇ!飯を作ったら、酒だ。酒を買ってこい。何がクリスマスだ。何がキリストだ。そんなもん嘘っぱちだ。」
マリイ「お父さん。クリスマスはちゃんとお祝いしましょう。天国のお母さんだって、きっと」
ジャック「か、母さんのことを口にするな!(酒びんをけとばす。マリイおびえる。)ちきしょう、何がキリストだ。キリストがいるんなら、なんでエレンを奪ったんだ。」(最後はどなり声)
マリイ「お父さん。辛い時はお祈りしましょう。牧師様がそう教えてくれたわ。」
ジャック「お祈りだと!口ばっかり母さんに似てきやがって!どけ!」(コインをうばって退場)
マリイ「(涙ぐむ)・・・神様。いつもありがとうございます。お父さんのこと、赦して下さい。お父さんは、とってもさみしいんです。それでお酒を飲んでしまうんです。お父さんがお酒を止めることができますように。神様がどんなに素晴らしい方か、お父さんに教えてあげて下さい。お願いします。この祈りをとうとい主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン」
 (幕閉じる)

■第四幕 種が芽生える時

 (教会の中で牧師が祈りをささげいる、マッチ売りの男、おそるおそる入ってくる)
マ「あの~、誰かいますか?」
牧「おや、いらっしゃい。どうなさいましたか?」
マ「いや、その、俺みたいな男が来るところじゃねえとは思うんだけど、最近出来た友達が、っていっても子どもなんだけど、パンをいつもくれて、それでレイハイっていうのに行ってみろって言うんで。まぁ、その・・」
牧「あなたは二つの思い違いをしていますよ。第一に礼拝は日曜日です。今日は金曜日ですから、礼拝は明後日です。第二に、教会は誰がきてもいい場所です。心から歓迎しますよ。」
マ「エヘヘ」(照れくさそうに頭をかく)
牧「そうですか。また、マリイが友達を連れてきたわけですね。」
マ「また、ってことは。」
牧「あの子は不思議な子です。(遠い目)死んだ母親にそっくりです。子どもなのに、身よりの無いお年寄りや、貧しい人たちに親切にしてやるので、マリイにさそわれて、いろんな人が教会に来るようになったんですよ。」
マ「その、母親っていうのはどうして死んじまったんですか?」
牧「それが、町のお医者さんにも分からない病気です。ある日変な咳をし始めて、熱が出たとおもったら数日の内に死んでしまったのです。まだあの子が赤ちゃんのころのことです。」
マ「そうですか・・・、あの子も苦労してるんですねぇ。」
牧「いや、本当に苦しいのは、あの子ではなく父親のジャックでしょう・・・。自分でもどう生きていったらいいのか、分からないのでしょう。」
マ「分からねぇなぁ。マリイが一緒にいりゃぁ、心が明るくなるはずなのになぁ。」
牧「闇は光に打ち勝つことはできません。マリイの心の輝きは、きっとジャックの心を照らす日が来るでしょう。」
マ「へー、牧師さんかっこいいこと言うねぇ。気に入ったよ。また日曜日、きてやっから。」
牧「ちょうど私も出かけるところでした。どれ、そこまで一緒にいきますか。」
 (二人退場)

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