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クリスマス劇台本 「いちばんのおくりもの」(仮題) 4

■第七幕 帰還

 (ジャックよろめきながら教会に入り、祈る。医師も後に続く。)
ジ「神様。・・・こんな飲んだくれの罪人の顔なんて、もう見たくない、とお思いかもしれませんが、どうか哀れな男の願いを聞いてやって下さい。娘を、私のマリイを助けてやって下さい。」
 (牧師、入口から入ってきて、ジャックに気づく。後ろから近づき、そっと肩に手を置く。)
牧「お帰り・・・。ジャック。」
ジ「牧師さん。俺は一体どうすればいいんだ。」
牧「ただ、あなたの心の内を、すべて神様にお伝えして下さい。」
ジ「そうしたら、マリイは助かるのかい。」
牧「それは私には分かりません。でも、マリイが今一番願っているのは、自分が助かることではありません。あなたが助かることです。」
ジ「おれが・・助かること・・・」
牧「あなたは、長い間暗闇の中をさまよって来ました。神様から遠く離れて、帰り道を失っていました。そのあなたが、神様のもとに帰ってくることを、マリイはいつも祈り続けていたのですよ。」
 (ジャック、うなだれる。入口から、老婦人、マッチ売りの男を含む人々が入ってきて、祈り始める。)
ジ「この人たちは・・・?」
牧「マリイのことを聴いて、祈るために集まってきた人たちです。」
老「お前さんは知らなかったかもしれないけれど、マリイの帰りがいつも遅かったのは。一人ぼっちの私を、慰めてくれるためだったんだよ。」
マ「おれは、もう死のうって思ってたけど、マリイのくれたパンで死なずに済んだんだ。」
牧「マリイは、村の人たちから、小さな天使と呼ばれていたんですよ。昔、エレンがそう呼ばれていたように。」
ジ「そんなことを知らずに、俺はいつもマリイに八つ当たりをしたり、冷たい態度を取っていた・・・。牧師さん、こんな俺でも神様は救って下さるんですか。」
牧「クリスマスにお生まれになった、イエス・キリストは、すべての人の救い主です。ジャック、キリストが十字架にかかって死んだのは、あなたの罪の身代わりです。その愛は永遠に変わることはありません。罪を告白するならば、誰でも赦されて、神の子どもになれるのです。」
 (ジャック、うなずいて祈る。)
ジ「神様。私のことをお赦し下さい。俺は自分が一番不幸な人間だと思っていました。それで、酒に逃げたり、可愛いマリイに八つ当たりをしたりしました。でも今、そのことをあなたに謝ります。マリイがいつも私を、あなたの所に連れて行こうとしていたのに、私はずっと聞こうとしませんでした。今日、あなたの所に帰ります。エレンもきっとそのことを願っていることでしょう。私に、エレンという妻と、マリイという娘を与えて下さって感謝します。」
 (白い衣をまとった天使が現れる。人々にその姿は見えない。天使はジャックの前に立ち、目線を合わせる。そして微笑み、うなずく。天使が去る時ジャックは、はっとする)
ジ「エレン!?・・・・(はっと息をのむ)・・マリイ! マリイ!!」
 (ジャック、走って退場、一同、後を追う。)

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