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初帆走 (牛窓/岡山県)



 "帆走"という言葉が、私の心に強く印象付けられたのは、小学生時代のことです。

 当時、一日二冊図書室で本を借りる子どもでした。
 一冊は、授業中にこっそり読み、もう一冊は下校しながら読んでいました。(よく電柱にぶつかりました。)

 そんな中、もっとも私を夢中にさせたのが、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」とアーサー・ランサムの全集でした。
 ランサムの全集は、イギリスの湖沼地帯を舞台に、愛すべき少年少女たちが繰り広げるのびやかな冒険物語です。その中で彼らの乗るヨットでの帆走の描写は、私の心に強烈な憧れを抱かせました。
 私のアウトドアの原点の一つはランサムであり、いつかは必ずヨットに乗ろう、と強く心に決めました。

 しかし、「ヨット=とってもお金がかかる」と思っていましたし、月曜日にやっているヨット講習会もなく、帆走への道はなかなか遠いなぁという印象でした。
 そこで、とりあえず水上に出よう、と始めたのがカヤックでした。
 
 そんな中、セイリングカヌー「アクアミューズ」の存在を知りました。
 これだ、と思いました。ぎりぎり車で運べるサイズなので、ハーバーで保管料を払う必要がありません。

 「アクアミューズ欲シイナァ・・・」と妻に訴えると、「必要なら神様が与えてくださるよ。お祈りしたら。」とのこと。で、「神サマ、セイリングカヌーガ欲シイデス。ゴニョゴニョ・・」とお祈りしました。
 数か月した時、意外な展開で、ある方が譲ってくださることになりました。
 
 しかし、牧師館の車庫に置いてみると、小さい舟とは言っても意外に大きく、かつ運搬手段もないため、一年以上置きっぱなしになっておりました。
 近所の方が見て、
 「どねぇしたん?」
 「あ、もらったんです。」
 「しかし・・・・大変じゃのう、あんたも。」
 と何となく同情して頂いたりしておりました。

 やがて、教会車が換わり、ミニバンに。
 キャリアを装着すれば、なんとか運搬できるかもしれない、という希望が見えたのが今年の春
 
 そして、今年の夏、運命的出会いが待っていました。
 聖約教団の中高生キャンプで、近くのホテルでしているクルージング体験をしたのですが、その際船長さんと話していたら、「いつでも声かけてよ。」とのこと。名刺を頂きました。
 アクアミューズを持っている人がいるので、手ぶらで来れば体験させてあげるよ、と有りがたいお話だったのです。
 夏のあれこれが終わった時、メールをさし上げるとすぐに電話があり、やはりいつでも声かけてください、とのことでした。

 その後何度か、お言葉に甘えて電話しようか・・と思ったのですが、「やっぱりあつかましいよなぁ・・」という気持ちが働いて、ためらっていました。
 が、妻が昨夜「思い切ってお願いしてみたら」と背中を押してくれました。
 電話をしてみると、なんとS船長は自転車競技のため沖縄にいらっしゃったのですが、すぐに段取りをして下さり、本日私と同姓のSさんからセイリング講習を受ける運びとなったのです。

 昨日はわくわくして寝れないのでは、と思いましたが、日曜日の夜はいつも睡眠不足なのでぐっすり眠ります。

IMGP9523.jpg

 約束した10時にホテルのハーバーで、S船長からSさんを紹介されます。
 実は、何分か早く到着した時もSさんとは会ったのですが、そのまま行ってしまわれたのです。
 「いや、この人かなと思ったんだけど、牧師さんって聞いてたから60代くらいで、ザビエルみたいな頭の人かな、と・・」とのこと。
 Sさん、気さくで楽しい方でした。

 さっそく艤装の講習。
 百聞は一見にしかず、ですね。説明書で読むよりも、ずっとシンプルな印象でした。
 センターボードとラダーは、代用品ということで、やや長さが足りず風上に上るのはしんどいかも、とい説明でした。持って行けばよかったですね。
 作業時は、メインシートを緩めて、ブームを自由にしてやることが大切、とのこと。そうしないと、風で舟が倒れちゃうのです。
 とにかく、いつも風のことを考えるのが、帆走なのですね。

IMGP9528.jpg

 いよいよ乗り込みます。
 落ちても海だから、岩場よりは安全と思っていましたが、足元が揺れるというのはまた新しい感覚です。
 Sさんがセイルとラダーを操ると、舟は面白いように小気味よく走り出しました。
 そんなに風が吹いていないのに・・、これが技術なのですね。

IMGP9535.jpg

 一回りして帰ってくると、「じゃぁ一人で乗ってみますか?」とのこと。
 二人だとやはりラダーとセンターボードの効きが良くないようです。
 で、おそるおそる一人で離岸、ちょうど風が吹いてきたので、するすると滑りだします。
 初セルフセイリングの瞬間です。
 なんとか向きを変えて、戻ることもできました。
 おお・・・楽しい・・。

 このラダーでは、沖に出るのは厳しいので、ディンギーに乗りませんか、とSさんから提案。
 牛窓ヨットハーバーに移動です。

IMGP0005.jpg

 牛窓ヨットハーバー。
 ああ、とうとうここまで来てしまった、という感じ。
 受付を済ませて、ディンギーのレンタル料(3,000円)を払おうとすると、要らないとのこと。
 Sさんがかつて所有していたディンギーをタダで使わせてもらえることになったそうです。

 ウェットスーツ(5mm)も貸してもらって、結局私がこの日使ったお金はシャワー代の200円だけでした・・。感謝。

 
IMGP9545.jpg

 シーホッパーで、黒島まで渡りました。
 行きはSさん、早い早い。帰りは私、遅い遅い。タッキングは、理論が頭に入っていないので、おたおたするばかりでした。

 この道10年のSさんは、色々と怖い体験もされたそうです。
 なのでいつも、何かあったら、突然の風が吹いたら、ということを念頭に入れて行動しているのが伝わってきました。
 アクアミューズは枕した時に、水船にならないように起こすのが難しいとのこと。次はその訓練をしなくてはならないでしょうね。もう、今年は無理かなぁ。

IMGP9550.jpg

 少年の時の夢が、現実になった今日と言う日を、本当にうれしく思います。
 いつものように、大事な時には背中を押してくれた妻、今回も岸から温かく見守ってくれていた妻に感謝したいと思います。
 アクアミューズに妻を乗せて、安全に島々への海の散歩をするのが、次の目標です。

 その次は・・・!

| Outdoor | 21:05 | comments:4 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

なんて素敵な神様
希望と夢をかなえてくださった神様

このようにお祈りをしていると良いんですね・・・

| ソックス | 2009/11/10 08:37 | URL | ≫ EDIT

⇒ソックスさん

 私、実は今までに何度も同様の祈りをしてきて、神様から答えられてきました・・。

 聞かれなかったものもありますが、振り返るとそれはやっぱり無用なものだったなぁと納得しています。

 そして、祈りが聞かれたものについては、結果的にはそれが自分の楽しみではなく、何らかの形で神様の働きにつながってきました。

 さて、セイリングカヌーがどのように、神様の御用につながるのか、今のところ謎です。

| Stephan | 2009/11/10 23:00 | URL | ≫ EDIT

隆ニーもついに!

あー、ついに風の魅力に気付いてしまったのかしら。
風は思うままに吹き・・・決して思い通りになると思ってはいけませんよ。

| leisure48606 | 2009/11/10 23:42 | URL | ≫ EDIT

⇒レジャーさん

 横浜で、レジャーさんの薫陶を受けて以来、「よく遊び、とにかく遊べ」の教訓を胸に、私なりに精進してまいりました。

 まだまだ、レジャーさんのような底抜けの遊び心には至っていませんが、少しずつ自己改革していきますね。

 風は思いのまま吹き・・少なくとも神様の風には従える人生を重ねたいと思います。

 ご家族によろしく! 感謝。

| Stephan | 2009/11/11 08:10 | URL | ≫ EDIT















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