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yukaさんからの質問 「クリスチャンは、線香をあげたり、お墓の前で手をあわせたりしてはいけないんですか?」

「教えて!牧師さん」15

■クリスチャンは、線香をあげましたり、お墓の前で手をあわせたりしてはいけないんですか?
(家族とお墓参りに行ったとき、「やりません」と私が言ったら、「先祖を大切にしてないんだね、ひぃおじいちゃんは悲しんでよ」と母に、「いいからしなさい」と父に言われたことがあります。反抗するのがこわくて、今まではしぶしぶ格好をとっていたんですが、やっぱり家族にも「私は神様を信じています」ということを示さないといけないのかな、という気持ちもあって、格好をとっていては証にならないぁ、と最近思っています。
 格好をとる度に、「二人の主人につかえることはできません」という聖書の箇所を思い出します。周りの人々と違う行為をとる恐怖の気持ちと、神様にたいする申し訳ない思いが複雑です。)


 yukaさん、あけましておめでとうございます。
 ご質問が、年をまたいでしまってすみません。通常通りの生活になり、お返事にお答えできることをうれしく思います。

 そして、私たち日本人クリスチャンにとって、とっても気になる問題ですね。

■偶像礼拝、祖先礼拝

 クリスチャンは、確かに偶像礼拝をしません。
 人間が、木や石で造られたものを拝むことは、神様を悲しませることです。
 もしyukaさんが、将来お母さんになって、子どもが出来た時、自分の子どもが紙や粘土で人形を作って、「今日からこの人が私のお母さん。」と言い出したら、変な気持ちになるでしょう。
 さらに、yukaさんにではなくて、その人形に語りかけたり、甘えたりしだしたりすると、いいかげんにしなさい、って言いたくなるかもしれませんね。

「彫刻師の刻んだ彫像や鋳像、偽りを教える者が、何の役に立とう。
 物言わぬ偽りの神々を造って、これを造った者が、
 それにたよったところで、 何の役に立とう。
 わざわいだ。 木に向かって目をさませと言い、
 黙っている石に向かって起きろと言う者よ。
 それは像だ。
 それは金や銀をかぶせたもの。その中には何の息もない。」
  ハバクク2:18-19


 「それは像だ」とはっきり記されていて、別にクリスチャンでなくても、そう言えばそうだな、と思わされるところです。人間が作った像だの木の板だのを人間が拝むなんて、考えてみれば納得しにくいことです。
 神様が偶像礼拝を禁じていらっしゃるのは、ご自分がないがしろにされるから、だけではなく、人間が木や石に仕えるような者に堕してはならない、という愛からもおっしゃっているのだと思います。

 また、亡くなった人を敬愛するのは当然として、礼拝するというのも、理屈に合わない話です。
 yukaさんは、自分が死んだら拝まれたいと思いますか?私は思いません。すごく迷惑な話です。だって、同じ人間だし、たくさんの罪を抱えてきた小さな存在だからです。
 そして、クリスチャンとして言えば、自分を拝もうとする人たちがあれば、「頼むから拝まないで!本当の神様を礼拝して下さい。」と叫びたくなります。

 ということで、本当に礼拝すべき神様に出会えたのですから、人間がこしらえたモノとか、亡くなった人を拝むのは、理屈に合わないことと言わざるを得ません。

 しかし、それで「はい、線香をあげたり、お墓に手を合わせたりするのはやめましょう」と結論づけるわけにはもちろんいきません。

■みながクリスチャンではありません。

 yukaさんはクリスチャンだけど、家族の方は違うようですね。
 ご家族の皆様には、子どもの時から教えられてきた仏教の価値観があり、供養のカタチがあるのだと思います。
 そして、ご先祖を大切にする、という思いを表明する手段として、仏壇や墓前での振る舞いがおありなのでしょう。
 それ以外の方法をご存じないのです。ですから、yukaさんが、それを拒否するということは、たちまちyukaさんがご先祖を大切にしていない、と映るのでしょう。

 ここで、一つの問題は、yukaさんは本当にご先祖様を大切に思っているか?ということです。
 聖書に繰り返して語られる教えに、「あなたの父と母を敬え」というものがあります。ご両親、また、そのご両親を敬うということは、自分が存在していることそのものを神様に感謝することにつながります。
 あらためて、神様の前で自分の両親と先祖について思いめぐらし、感謝をささげる祈りをしてみてください。
 そして、ご先祖様のことをご両親に尋ねて、色々教えて頂くと良いと思います。
 どんな人柄だったのか、どんな人生だったのか、そんな風に一人一人を親しく覚え、心に刻み、また次の世代に伝えていくこと。
 そう言ったことの方が、ご先祖様にとっては、仏事の時だけ手を合わせてもらうより、ずっとうれしいことだと思います。

 ご両親にとっては、自分の娘が手を合わせてくれない、という事にある種の不安もまた感じるのだと思います。
 それは、自分達が死んだ時に、この子は自分たちのことを大切にしてくれないのだろうか、という不安です。
 そんな風に、ご両親に辛い思いや不安を抱かせることがないように、従える範囲ではきちんとご両親に従っていけるといいですね。yukaさんが、真心からご先祖やご両親を敬い、愛すること。このことが実は一番大切だと思います。

 「娘はクリスチャンだけど、親や先祖のことを敬ってくれている」という安心感をプレゼントできるといいですね。

 人は皆不安なのです。死ぬことが怖いのです。
 死んだ後どうなるかが怖いのです。
 その恐怖や不安から目をそらすための工夫が色々と昔から練られてきて、カタチとなったように思います。
 でも、人間の罪の現実がある以上、どんなにがんばっても真の平安は得られません。
 それは、イエス・キリストの十字架にしか解決は無い、とクリスチャンは知っており、そこに死をも乗り越えた平安を持っています。
 yukaさんが、クリスチャンでない家に、クリスチャンとして存在している、ということの意味はとても大きいと思います。
 神様の愛をしっかりと頂いて、大きな愛で、家族を愛していってください。

■で、結局どうしたらいいの?

 なんだか長々と書いてしまいましたね。
 具体的には、仏事に一切参加しない、というのは、みなさんを傷つけてしまうと思うので、拝むのではなく黙祷することを私はしています。
 ご先祖様を生かしてくださった神様に感謝し、この家族に感謝し、家族の祝福を祈ります。それがきっとご先祖様が願っていらっしゃることだと信じるからです。

 「線香」について、ですが、正直ちょっと私もわからない部分があります。
 本とかネットとかで調べても、微妙に意味が違った説明があったりします。焼香と線香を同じにしたり、区別したりして、何だか混乱します。
 この間、仏式のお通夜を過ごしたのですが、線香を絶やさない、というので、寝ずの番をしようか、と思っていたら、ちゃんと何時間も持つお通夜用特製線香が葬儀社さんに用意されていました。
 こうなるともう、線香をつけておいたという事実が大切なわけで、ますます線香の意味が分からなくなりました。

 本当にカタチだけになっている感のあるお線香ですが、逆に言うと家族を傷つけてまで断るほどのことでもないのかな、と思ったりもします。このあたりは所属されている教会によって、統一見解があったりもしますので、訊ねてみるといいと思います。

 以上、お答えになったでしょうか。

 また、いつでもご質問ください。

| 教えて!牧師さん。 | 11:29 | comments:5 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

stephanさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
詳しい答えをありがとうございます。なるほど~と思わされることがたくさんです。

>「娘はクリスチャンだけど、親や先祖のことを敬ってくれている」という安心感をプレゼントできるといいですね。

プレゼントしたいです。でもできるかなぁ・・・という不安が。家族を大事にしていきたいです。

6日に家族と初詣に行ってきました。神社では受験や病のために必死に祈っている人々の姿がありました。私が神様にお祈りをするように、その人々も願っていました。悲しい気持ちになったけど、信仰を持っているんだなぁと感じました。なんとなく他宗教のことも尊重するべきなのかな・・・なんて思っちゃいました。

すごく難しいけれど、線香をあげまさないことぢゃなくて、他のことで家族に証していけたらいいな、と思います。

ややこしい質問に答えてくださって、本当にありがとうございます。感謝です。

| yuka | 2010/01/07 17:15 | URL | ≫ EDIT

⇒yukaさん

 おはようございます。

 葛藤と祈りの中で、ベストを尽くそうとしているyukaさんの姿に、力強さを感じます。

 ご両親を、ご家族を愛することにおいて、yukaさんが豊かに用いられる一年となりますように。

 祈っています。

| Stephan | 2010/01/08 09:23 | URL | ≫ EDIT

参考になりました。

沖縄に住んでます。
ここでは、先祖崇拝が徹底していてこれなしには、ほとんどの伝統行事、親戚付き合いに支障がでてしまいます。
私は、家族というか親族で唯一のクリスチャンなので、たいへんですが、とても参考になりました。ありがとうございます!

| ODO | 2014/04/18 17:43 | URL | ≫ EDIT

ODO様

 古い記事を良く見つけてくださいましたね。
 沖縄の事情は聞き及んでいます。

 しかし沖縄には教会も多いようですね。
 どうぞODOさんの教会生活が祝福されましょうに。

 ご親族との交わりの祝福もお祈りします。

| Stephan | 2014/04/18 17:46 | URL | ≫ EDIT

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| | 2017/05/28 09:07 | | ≫ EDIT















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