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Fukukoさんからの質問「マタイ7章6節”聖なるものを犬に~”の意味は?」

「教えて!牧師さん」28


「聖なるものを犬に与えてはいけません。
 また豚の前に、真珠を投げてはなりません。
 それを足で踏みにじり、向き直ってあなたがたを引き裂くでしょうから。」
   マタイ7:6


 Fukukoさん、ご質問ありがとうございます。
 キリストの説教の中で、割と唐突に出てくる短い聖句で、はてどういう意味だろう、と思わされるところですね。この聖句に関する解釈も諸説あります。

 それにしても、「豚に真珠」ということわざが、実は聖書からだったなんて多くの人はご存じないでしょうね。

 さて、「聖なるものを犬に与えてはならない」と「豚の前に、真珠を投げてはなりません」という二つの禁止命令は、一つのことを表していると思われます。
 二つの文を連ねることで、一つのことを強調するという表現方法は、聖書の中でたびたび用いられます。

 「聖なるもの」というのは、祭司以外が食べることを許されなかった聖別されたパンの事を指していると思われます。
 また、「真珠」というのは、他の個所を見ると救いに関する真理と解釈できます。

「また、天の御国は、良い真珠を捜している商人のようなものです。
 すばらしい値うちの真珠を一つ見つけた者は、
 行って持ち物を全部売り払ってそれを買ってしまいます。」
   マタイ13:45-46


 また、今回の個所では日本語としては訳されていませんが、「あなたの真珠を豚の前に・・」というのが直訳です。

 また、犬や豚は、当時の価値観では卑俗を表す時に用いられた用語でした。

 これらのことから、「あなたが持っているかけがえのない救いの真理を、卑俗なことがらと混同してはならない」というのが、この聖句のおおまかな意味だと思われます。

 たとえば、6節の直前の5節までは人を裁いてはならない、という倫理的な教えがなされています。
 その流れを受けての6節だと考えるなら、人間関係において容易に起こりうる、争いやさばきあいにおいて、クリスチャンは同じレベルに堕してはならない、と解釈できるでしょう。
 愛し合いなさい、という神の命令を心の芯として、人を責める前に、まず自分自身が罪びとでありながらキリストに赦された存在であることに目を向けるべきなのです。

 聖なるものは、聖なるままにしなくては、なりません。
 私たちは卑しい思いで、神の御言葉を自分の願望に引き寄せ、都合の良い解釈をしようとしたりします。当時の聖書学者も、聖書のことばを自分たちの正当化のためや、違うグループの人を攻撃するために解釈していました。
 それは、宝石を獣のえさにしようとするようなもので、価値あるものを台無しにしてしまうのです。
 自分の願望やこだわりを置いて、聖書が本当に言っていることを受け止めることがなくては、聖書を読んでいることになりません。

 せっかくキリストが与えて下さった、神との絆というもっとも価値ある恵みを、無駄にしない歩みをしたいですね。

 このように書くと、キリスト教って、世の汚れを、上から見ろしているような印象を持たれるかもしれません。
 決してそんなことはありません。

 イエス・キリストの十字架は、まさに、投げ捨てられた宝のような献身でした。
 人々によって、神の子である方は、踏みにじられ、引き裂かれました。
 キリストは、ご自分がそのような目に会う事をご存知の上で、人として生まれて下さったのです。
 その原動力は、永遠に変わることのない愛です。

 この聖なる愛を知った人は、世や世の人を見下すべきではありません。
 心の内に生きて働くキリストの愛を宝として、しっかりと保つことが勧められていると思います。

 あまり明快な回答とは言えませんが、少しは理解のお役に立てたでしょうか。
 ご質問ありがとうございます。
 またいつでも、ご質問ください。

※「教えて!牧師さん」は、駆け出しの牧師Stephanが、
自分の勉強のために受け付けている質問コーナーです。
質問はブログ右側のメールフォームよりお送りください。

| 教えて!牧師さん。 | 14:10 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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