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大雪山縦走 最終日/ヒサゴ沼~化雲岳(1,954m)~天人峡下山

Date:2010/9/16 Thu.

■下山の朝
 名残惜しいけれど、山で過ごす最後の朝を迎えました。
 ただ「下りるだけ」の一日。長いルートを黙々と下る日です。

 それではちょっと寂しいので、夜明けの時間を味わおうと、暗いうちに起きだします。

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(クリックで拡大します。)


 ヒサゴ沼の夜明け。
 湖面は鏡のようになめらかで、薄く朝霧が流れていました。
 澄み切った空気は冷たくて、物音もなく、ただ空の色合いが刻々と明るさを増していきます。

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 自然界はいつも、私が想定する美しさを、軽く超えた光景を展開してくれます。
 旅の終わりに、こんな時間を過ごせてよかったなぁ、と感動します。

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(クリックで拡大します。)


 明けゆく湖畔で、朝の聖書。
 遠征ハイクの時は、こんな風に聖書を持ち歩きます。
 コーヒーも淹れたりして。

 この日は、マタイ2章。
 キリストの誕生の知らせを聞いて、恐怖に駆られる人たちがいたんだな、と新鮮に感じます。
 闇の中を歩く人は、光を恐れ、憎みます。
 でも、闇は決して光に打ち勝つことはできません。

■続・神の饗応

 テントをたたんで、いよいよ出発。
 この休暇最後のハイクです。
 昨日までとは違い、家に帰るために歩きます。

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(クリックで拡大します。)


 多分、もう来ることはないでしょう。
 二日間を過ごした、ヒサゴ沼も見おさめ。

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(クリックで拡大します。)


 雲海と雪渓。新鮮な景色の連続に、うれしい驚きを感じます。
 これは単なる下山ハイクではないぞ、と思い始めました。
 黙々と下山する日、と考えていましたが、神様は今日も私を楽しませて下さるおつもりなのだな、と。

 コース料理で、メインディッシュが終わったと思ったら、もう一品あったの!?という感覚です。

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(クリックで拡大します。)


 歩くほどに、目に映る光景が変化していきます。
 さっきは、青と白の世界。ここは赤い世界。

 どうやら、昨夜は氷点下まで下がったようです。霜が降りていました。

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(クリックで拡大します。)


■おっと絶景 /化雲岳(1,954m)

 こうして、化雲岳に到着。
 そのまま天人峡への下山ルートに入るつもりでしたが、その光景に思わず足が止まってしまいます。

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(クリックで拡大します。)


 前日に登ったトムラウシ。
 


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(クリックで拡大します。)

 あらためて、この山旅について、神に感謝をささげます。

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(クリックで拡大します。)

 澄んだ朝の空気の中、自分が歩いて来た道がくっきりと一望できました。

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 何もかもがパーフェクトな山の旅だったように思います。
 登山開始の前夜に、ハイク中止にしようか、と悩んだ時、すべてを神様にゆだねて登ったのは間違いではなかったようです。
 神様は、恵みの上にさらに恵みを加えるようにして、山の一人旅を祝福して下さいました。 

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(クリックで拡大します。)

 化雲岳より望む、表大雪。

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(クリックで拡大します。)

 さよなら、トムラウシ。

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(クリックで拡大します。)

 天人峡へ下り始めます。

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(クリックで拡大します。)

 これが「大自然」というやつか・・。

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(クリックで拡大します。)

 下山路から見るカッコイイ旭岳。
 
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(クリックで拡大します。)

 雲の下の世界に降りていきます。

 下山の標高差は1,200mですが、なだらかな山容はゆったりとすそ野を広げ、歩いても歩いても容易に高度は下がりません。
 しかし、思いめぐらし、祈りながらの歩みのためにはふさわしい道のりでした。

 豊かな山旅をしめくくるのにふさわしい、変化に富んだ、道のりです。
 この日も一日中、誰にも会いませんでした。

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(クリックで拡大します。)

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(クリックで拡大します。)

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(クリックで拡大します。)

 水の青さに驚きます。

 この美しい池の名前は、「ポン沼」。
 実体と名前の響きの、このギャップ。

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(クリックで拡大します。)

■「現場」に帰る

 下山していくに従って、一歩ずつ「現場」に戻るのだ、ということを意識します。
 山の中では、思いを巡らし、考え、祈る時間がたくさんありました。
 しかし、現場は違います。状況は変化し続け、それぞれの人のそれぞれの求めと問いかけは、待ったなしです。
 私はその中で、即応し続けなければなりません。

 「しっかりしなさい。私だ。恐れることはない」
  マタイ14:27


 今回の旅の間、幾度も心に浮かんだ聖句が、またも響きます。
 また、他の聖句も心に思い起こされます。

「私はいつも、私の前に主を置いた。」詩篇16:8

 事柄と私、人と私の間に主を置くことを、聖書は教えています。
 いかなる時も、全てを支配し、最善を為しうる主を認める、ということです。
 確かに、私はこの数日間、身をもって神の最善を味わいました。

 私は今まで、色々なことに気を遣いすぎたのです。
 しかし、シンプルに神とそのことばに身をゆだねていけばいいのです。

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(クリックで拡大します。)

 ならば、と考えました。
 登山直前に受け取った、あのやりきれないメールの送信者に、きちんと対応しよう、と。
 結果を主にゆだねて、まっすぐに悔い改めを迫ろう、と決めました。

 「でも・・」とも考えます。
 もし私ではなく、神が主体として働かれるならば、私がいない間に神が本人を取り扱い、すでに謝罪のメールを書かせていらっしゃるのではないか、と。
 「そんなわけないか・・」と、その考えを自分で否定します。
 あまりにも山の上で、神の祝福を味わったものだから、楽天的になってしまったようです。
 人の心の現実は、山よりもずっと過酷なのですから。
 「いや、でも神様なら・・」とあれこれ考えつつの歩みでした。

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■下山と答え

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 歩き続ければ、いつか、どんな山でも下り切ってしまいます。

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 やがて、天人峡のホテルの建物が見えてきました。
 ついに、人の住む所に帰って来たのです。

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 iPhoneも電波圏内に入りました。
 自動的にメールが次々に読みこまれます。

 その中に、例のメール送信者からのものがありました。
 この朝送信された、最後の一通に驚かされました。
 何が起こったのでしょう、まさに謝罪のメールでした。

 「神の現実の中で、私は働くのだ」ということを確認させられた瞬間でした。

  (了)

| Outdoor | 23:50 | comments:4 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

次々と

ながい山旅の最初から最後まで、天気に恵まれるなんて
きっとご褒美なんだね!!
1枚1枚の写真に引き込まれ、最後まで目が離せませんでした。
何から何まで私の想像を超える世界で、日本とは思えない
光景です。
感動をありがとうございました。
元気なうちに一度訪ねてみたいと強く思いました。

| yankiy65 | 2010/09/30 00:49 | URL | ≫ EDIT

 ぜひ、訪ねてみてください。
 旭岳~黒岳間の小屋利用の一泊縦走ルートもありますし。

 長いレポートを読んで下さり、恐縮です。

| Stephan | 2010/09/30 09:54 | URL | ≫ EDIT

素晴らしい恵みですね

今回の一連の登山記録。
美しい写真にほれぼれしてしまいました。
神様の創造の御業にひたり、その上ですべての人に働かれる祝福、恵みを感じることのできた数日間。
まさに、至福の時だったのでしょうね。
大自然に満たされた北の大地に住む自分ですが、最近はなかなか登山することがありませんでした。
でも、久しぶりにじっくり自然に浸りたいと思いました。

よかったらまた遊びに来てください。

| darkman | 2010/10/01 21:10 | URL | ≫ EDIT

おお・・・そのハンドルネームでコメントを頂くのは、すごくレアな気分です。

至福の時、まさにそうでした。

羅臼遠征時に続き、今回もお世話になりました。
本当に助かりました。

ロープウェーなどでアクセスできる旭岳・黒岳は、手軽にいろいろ味わえるのではないでしょうか。
黒岳の方がリフトもあるので、よりルートは短いと思います。
おすすめです。
初夏の頃は、新緑と緑、残雪と花々で、本当に美しいのではないでしょうか。

ともかく、ご家族には本当にお世話になりました。
今のところ再度そちらに遠征する予定はありません。
山の先輩からは、知床縦走プラン(先端まで)が出ていますが、ヒグマ率100%だと思うので、実現するかどうかは分かりません。

感謝しつつ。

| Stephan | 2010/10/02 17:17 | URL | ≫ EDIT















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