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富栄山に行ってきましたよ。4 ~幻の森~

 あっという間に一週間が過ぎてしまいました。
 珍しくインドア月曜日を過ごしております。
 富栄山の記事の締めくくりは、”幻の森”。
 富栄山から、積雪期のみ行けるブナ林です。

写真 2-1

 登山道は無視して、深い雪の中沢を渡渉(無駄な労力・・)、尾根通しに主稜線まで直登して富栄山山頂(1,205m)を目指します。

 粉雪が降りしきる中、稜線にたどり着きます。
 何もかもが白くて、幸福な心持ちになります。

写真 3-1

 山の地形と雪が形作る優美で白い曲線に、胸が苦しくなります。
 なんなのだろう、この感情はと思いつつ、山頂へ。

写真 4

 富栄山山頂には、印象的なブナの木があって、目を楽しませてくれます。

写真 5

 風を避けれる場所を探して、行動食を口にします。
 今回の行動食は、蒜山SAで急いで買った上等な栗あんぱん。260円(確か)というのは、主食のカップヌードルよりも高級でした。コンビニおにぎりだったら半額で済んだのに、とか考えます。せっかくなので、テルモスの熱いミルクティーと一緒に味わいます。
 手袋を冬用に替えて、ウェアのジッパーを上げて口元を隠し、フードも被れば、稜線の真冬の風も寒くありません。いざ幻の森へ。

写真 1-2

 ちょっとした縦走で、目指す森が見えてきました。
 雪の下は、ネマガリダケのやぶ。たっぷり雪が積もらなければ、この道は歩けないのです。
 大好きな場所に近づいて、ドキドキします。

写真 2-2

 そして、ブナの森の中へ。
 人によっては、単なるブナ林かもしれません。しかし私にとっては”ブナの森”なのです。
 白く飾られた樹々。深雪の浮遊感。誰も訪れる人が居なくても、美しい装いで静かに存在し続ける森。

 またも、胸が切なくなるような思いにとらわれます。
 この感情が、「恋」と同種である、ということに思い至って、自分でも驚きます。
 「自然界に恋?」
 「Anneへの浮気には・・ならないか・・」
 ちょっと困惑しつつも、一歩一歩、一分一分を味わいます。

 うまく説明できませんが、厳密には恋愛感情ではなく、私にとってこの白い無垢の森の存在は、自分の中の理想的な美的存在の象徴と呼べるものではないか、と思います。強い憧憬の思い、ということになるでしょうか。

 神様は、何と美しく、この世界を創られたことでしょう・・。

写真 3-2

 もう、この木とも一年はお別れなのだと思います。

写真 4-2

 ツェルトを張って、ランチをすることに。

写真 1

 日清カップヌードルがあさま山荘事件と大きく関係があったことなどを、同行のi4i氏に得々と語ります。
 最近知ったこの逸話を、私はきっとこれからの生涯何十回と語るのでしょう。
 ともかく、気温の低さにカップヌードルの美味しさは比例します。

 振り返り、振り返りながらブナの樹々に別れを告げて下山。

 来たときの足跡をたどりながら帰ります。
 降りしきる雪に、いずれ私たちの痕跡も、白く消されていくのだろうな、と想像しながら。

写真 5-2

| Outdoor | 18:40 | comments:12 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

ポエムの世界ですね

| Windy | 2011/02/21 21:15 | URL | ≫ EDIT

幻の森

Stephanさん こんばんは

"幻の森"へは、近いうちに是非訪れてみたいです。
森の精霊たちが呼び交わす木霊を感じてみたいものです。

あさま山荘事件は、私も強く印象に残っています。
ちょうど大学受験の時期で、テレビを見ながら勉強をしていた記憶があります。
私はテレビでは、警察官がカップヌードルを食べているのは見なかったですけど、この映像が流れてカップヌードルが世間に認知されたんですよね。

| たくや | 2011/02/21 22:11 | URL | ≫ EDIT

特権

このような別世界は、選ばれた一部の
人たちのものでしょうね!
この時期しか行けない森があるんですね!!

ラッセルしながら苦労して得た、心にしみる
最高の贈り物ですね。
いい仲間、いい自然・・・乾杯!!

| yankiy65 | 2011/02/21 22:19 | URL | ≫ EDIT

良いですね。(^-^)
今年はタイミングが合わずこのような樹氷に出会えていません....
ブナは新緑、紅葉、樹氷と四季を通じて楽しませてくれるので大好きです。

写真で楽しませて頂きました。ありがとうございます!

| まーちゃん | 2011/02/21 23:49 | URL | ≫ EDIT

⇒windyさん

 岡山の"厳冬期"ももう終わりですね。
 冬の山は、美しいですね。

| Stephan | 2011/02/22 11:30 | URL | ≫ EDIT

⇒たくやさん

 おお、私が生まれる前に、たくやさんは受験生だったのですね・・。
 湯気を立てて機動隊の方がカップヌードルを食べる映像が、大きな宣伝になり、当時高価だったカップヌードルが売れる契機になったそうです。

 ただし、長野県警と警視庁の機動隊の間でカップヌードル格差が生じ、反目を招いたとか。
 私も、同行者が冷たいパンをかじっている時に、カップヌードルをこしらえる時、申し訳ない思いでいっぱいになります。

| Stephan | 2011/02/22 11:35 | URL | ≫ EDIT

⇒yankiy65さん

 県北には積雪期限定の素敵なルートがいろいろあると思います。
 雪は、山を一変させてしまいますね。

 ただし、冬ならでは危険な要素も確かに増えますね。
 雪のシーズンもあとわずか。
 新緑の山が近づいてきていますね。

| Stephan | 2011/02/22 11:39 | URL | ≫ EDIT

⇒まーちゃんさん

 霧氷は、前夜に霧と風、そして冷え込みが必要なのでしょうね。そして気温が上がりきらないうちに行かなくてはいけません。

 今シーズンはあと一回、白い木立の中を歩けるかどうか、かなと思っています。

 まーちゃんさんも、見れるといいですね!

| Stephan | 2011/02/22 11:41 | URL | ≫ EDIT

山ってすごい!

久しぶりにコメントを残します。

雪山、すごく美しいですね。
私は趣味のバードウォッチングを兼ねて、先日龍ノ口山に登りました。
途中で挫折…。
足がガクガクでしたよ!!
下山する方々見ると、ちゃんとストックとか持ってたりして…。
山を甘く見てましたよ~。

で、Stephan先生に質問。
雪山は、鳥の姿は見られますか??
鳥を求めて旅に出たいですが、私にとって山はハードルが高いです。

| rena | 2011/02/25 22:41 | URL | ≫ EDIT

renaさん

 バードウォッチングですか、いい趣味ですね。
 今、いろいろな所で可愛い鳥達に出会えますね。

 ただ、雪山ではあまり見た記憶がありません。
 餌が無いですもんね。

 でも、これからの時期の山の中は、どんどん鳥達が活躍するのではないでしょうか。

 http://shiton.blog27.fc2.com/
 ↑こちらのサイト、我らがシートン氏のブログおすすめですよ。

 龍ノ口ですが、山頂に登らずとも、正門からの公園内の散策も、楽しいのではないでしょうか。

 足を延ばされるなら、奥津町の県立森林公園がいいかもしれません。
 今はまだ雪の中ですが。
 http://www.ombara-kogen.com/sinrin-hp/ (公式HP)
 http://stephan4.blog35.fc2.com/?q=%BF%B9%CE%D3%B8%F8%B1%E0 (森林公園に関する私の記事)

| Stephan | 2011/02/26 09:51 | URL | ≫ EDIT

普通の人は

この時期普通の人は、家でじつと春の訪れを待っていますが
Stephanさんのような一部の人たちだけが
いい思いをするんですね!

もうすぐ春です・・・山が呼んでいます。
体力を付けなくちゃね。

新米ブロブヘのコメントありがとうございました。
わかりにくいので近じか引越しの予定です。
よろしくご指導くださいね!!

| yankiy65 | 2011/02/26 12:32 | URL | ≫ EDIT

⇒yankiy65

 春が近づいてきましたね。
 実は私、この時期の山がちょっと苦手なんです。
 雪が融けていき、霧氷も無くなりますから。

 かといって、緑が芽吹くわけでもなく。

 一番美しい白い装いが、少し崩れて行く、そんな感じを覚えてしまったりします。

 そのせいか、この二週山には行っていません。

 ブログによる情報発信が祝福されますように!

| Stephan | 2011/03/01 11:12 | URL | ≫ EDIT















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